鍛冶体験について
与板鍛冶体験工房とは What is Yoita blacksmith experience workshop?
与板鍛冶体験工房では越後与板打刃物の本格的な技術を体験することができます。
職人仕様の工房「鍛冶場(かじば)」で現役の鍛冶職人が熱血指導。
オリジナル切り出しづくりを通して 「鍛接(たんせつ)・鍛造(たんぞう)」の基本工程や、越後与板打刃物の歴史と伝統打刃物の製作工程についても知ることができます。



令和5年度 開催日程 2023 Schedule
与板鍛冶体験工房では越後与板打刃物の本格的な技術を体験することができます。
職人仕様の工房「鍛冶場(かじば)」で現役の鍛冶職人が熱血指導。
オリジナル切り出しづくりを通して 「鍛接(たんせつ)・鍛造(たんぞう)」の基本工程や、越後与板打刃物の歴史と伝統打刃物の製作工程についても知ることができます。
※ 開催日の一週間前までの予約が必要となります。
- 開催時間
- 9時 ~ 13時30分頃
- 定員
- 各回 3名(先着順)
- 体験料
- おひとり ¥5,000
- その他
- 安全のため体験時は運動靴と長ズボンの着用をお願いいたします。
作業用エプロンと腕カバー等はこちらで準備いたします。
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8月 | |
9月 | |
10月 | |
11月 |


切り出しの製作工程 Manufacturing process of cutting knives
切り出しは、本体となる「地金」と呼ばれる鉄と、刃物の切れ味を決める「鋼(ハガネ)」で作られます。
この2つの素材を「鍛接(たんせつ)」という工程で接合していきます。※写真の地金と鋼(ハガネ)は2本分の材料です

ホドで熱して赤らめた地金に「接合材」を使って鋼(ハガネ)を乗せ、くっつけます。



「鍛接」と「鍛造(たんぞう)」は一連の流れです。
地金と鋼(ハガネ)を接着させ、一緒に高温で熱してはまた取り出して、しっかりハンマーで接合します。温度管理が非常に大事で、ホド(火床)の炎の色をよく見て、約900度のオレンジ色に赤めてから金床に取り出して鍛えます。
何度も加熱を繰り返し、「粗打ち」→「仕上げ打ち」の順で丁寧に形を整えながら鍛造します。


刃先のかたちをつくり、切り出しの厚さと形を整えていきます。


材料のゆがみを見てねじれなどがないか確かめ、手鎚で叩いて修正します。
その後、グラインダーやヤスリを使って切り出しの形を整えます。



形が整ったら、焼き入れにそなえて裏づくりをします。
「砥の粉(とのこ)」を塗り、焼き入れへ進みます。

入れ
材料を800度まで熱した後、一気に水の中へ入れます。
その後、油もどしをして湯気が出る状態で引き上げます。

取り
焼き入れで生じた反りやゆがみを、もう一度手鎚で叩いて整えます。

刃研ぎ
砥石を使って 荒砥石 → 中砥石 → 仕上砥石 の順に研ぎます。


様々な工程と技を経て、切り出しの完成です。
